2・福島→水戸(1)
『迷惑急行、山へ海へと。』

〜3月7日 水戸を目指す〜

 郡山を出て、水郡線を使って水戸へと出発。
途中でイカれてしまったレンズを廃棄し、なけなしの金で換えレンズを購入していたのです。
ああ、旅行費と同じくらいのダメージよ。参ったね……

水郡線は必要以上にビビッドな色合いが俺好みです。
なお、右の絵は郡山駅の壁に描かれていたもの。これもまた俺好みです。
郡山から3時間ほど電車で揺られると、茨城県は水戸に到着しました。
そんな水戸駅で俺を待ちかまえていたものは……





茨城国体イメージキャラクター・ハッスル黄門氏。
このネーミングには感動を禁じ得ない。
まあ、ハッスルはいいとしてこの日はとりあえず宿を探さねばならぬのです。
しかしただ宿に向かうというのも癪なので、駅周辺を散策することに。

まずは東照宮へ。

参道の下町感溢れるアーケードを抜けて、東照宮を散策する。
ここで周囲の情報を集めると、近所には偕楽園があるようだ。
偕楽園と言えば金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ三大庭園。
この時期なら梅かな、と思いつつ行ってみました。

松と梅の緑と薄紅のコントラストがステキだったです。
しかし……広い!
ここには全ての荷物を持参したまま歩いていたので肩がパンパンになりました。痛い!
でもまぁ、ここに掲載した以外にもだいぶ写真を撮ったので俺的にはオールオッケイ!!

そんなこんなで歩いていると日が落ちてきて、笹を橙に染める。
時間と環境を読めればもっと写真も効率よく撮れるのだろう……と思うのだが
こういうのは一期一会な気がするので、それはそれでいいのかな。
要領悪く足で写真を撮るのです。
そこからなんとか発見したユースホステル(宿泊費820円!)へ行く前におやきを買って頬張る。

〜3月8日 アホ勇者との出会い・茨城編〜
 翌日の朝、福島のアホ勇者同志・神代君に迎えに来てもらいました。
夜勤明けで疲れているところ本当に申し訳がない。。。
すき屋で朝飯を喰らい、そのあとどうするかと話した結果……
筑波山へと向かうことに相成りました。

流石にカメラバッグは置いてレンズ1本+三脚の軽装で乗り込みましたが
実は意外と軽装ではありませんでした。三脚重めえ。
しかし負けずにガンガンズンズングイグイ上昇、頂点目指してレッツゴーです。
その先に待っていたのは……素晴らしい景色でした!

海が好きなあたくしですが、山も大好きなのですよ。
その後、峠でなかなかビビッドなテクニックを見せられて男の子がキュッとなったり(楽しかったです)
温泉で汗を流したりした後神代君の家で意識を失った。

〜3月9日 水戸を楽しむ〜
 翌日早朝、大洗の海を目指すのであった。
途中のマックでハンバーガーをムッシャムシャしつつ、時間を良い具合に潰して
大洗磯前(いそざき)神社の海の鳥居から日が上がってくるのを拝む。

やっぱり男の子は海が好きなんですなあ。
我は海の子、白波の さわぐいそべの松原に、
煙たなびくとまやこそ、我がなつかしき住家なれ。
………とはいえ、あたくしの実家はバリバリの山育ちでございますが………

このシブい灯台も素敵です。
その後神社にお参りすると、海沿いを走っていく。
ここでも各地で車を止めてもらい行ける限り海へと近づく。
ヤドカリをいじくったり
ウミウシの予想外のキモさに引いてみたり
たまたま神代君が投擲した石がウミウシに激突したりとイベント目白押しでございました。

右の写真は海でもまれて角がなくなったガラスです。
そして昼飯に焼肉をムッシャムシャしたり、バイクを見に行ったりした後
水戸駅まで神代君に送ってもらいそこで別れました。
2日にわたり本当にお世話になり申した。

この晩は漫画喫茶で明かし、次の日にはまたある人のもとへ。

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