9・広島→長崎
『ふくも食べたしもう九州!? トッキュー!!シートはシャチョさん気分!!』

宮島から船で戻ること10分。
宮島口駅から、再び俺の旅は始まります。
さあ南へ南へと向かっていくこの度、次に目指すのは山口県下関。
……といっても、ここでは停車するわけではなく九州へ上陸する一歩手前、といった感じである。

途中に馴染み深いっぽい名前の駅を見つける。
しかし、この旅はひたすら山陽本線に乗っていくのであるがここで気がつく。
山陰地方はまだ行ったことがない………
ううむ、折りを見て山陰にも足を伸ばしたいものだぜ。
←今回の旅の写真の中でも好きなショット。
やはり海沿いを走っていく。
しかし、次に目指す下関と言えばふぐである。下関では「ふく」と濁らせずに読むらしい。
さて、先ほどは「美味くて安い!!」名物を四国で食べてきたおれ。
次の名物。明らかに高そうです。
くうぅ、食ってみたいけど我慢ガマン…………
ふく天うどん 400円
駅のうどん屋で売ってるふく。
結局400円なら食っちまえ!!と買うことにした。
ふむ、確かにおいしいけど何故か駅で400円ってのが引っかかるぞー。
いつか自分で稼いでおいしいの食べたいです。はい。


 そんなわけで、下関駅を出発。
橋を渡ればもうそこは九州、こんなに近い所だったのか。
九州に渡ると、まず門司という所を通って小倉へと行く。
ちなみに「こくら」。決してゆうこりんじゃない。

この路線図で行くと、俺が目指す長崎はさらに左。
下の方に行くと大分とかに行くことが出来るのだ。
本当は宮崎とかも行ってみたかったが、今回はひたすら長崎を目指すこととする。

博多を今日は通過して、電車は一路佐賀方面、長崎へと進んでいく。
この時思った九州の空は、すごく青かった。
九州というところに行くのは今回が初めてだったのだが、なんかはじめて来たというよりも
一度来たことがあるところに、記憶が薄れかかったときにきたような………
なんか、そんな既視感みたいな物を感じていたわけである。
しかし、ここまで長い旅だったなぁ。
まさか北海道を出てきて、ここまで来るとは正直最初からは考えていなかったのだ。

しみじみしたところで途中に田代を挟みます。

 そして、佐賀(not ロマンシング)に着いたころにエマージェンシィー発生!!
電車が止まったとです…………
事故があったらしく全線2時間の遅れとか。
ちょっ、このままじゃ長崎に着けない!?
この旅史上最大のアクシデントに巻き込まれるも、JRの機敏な対応によって
特別に特急に乗せてもらうことができました。グッジョブ、JR!!

あとなんか、特急のシート恐ろしく豪華です。


 そうして、何とか俺は21時、長崎駅へと到着することが出来ました。
一応1時間の遅れ。でも、いろいろ体験できたしいっか!!
旅はポジティブポジティブに!楽しんでいかなっきゃねぇ。
そして、まずは予約していた素泊まり旅館に荷物を置くと、チャンポンのうまい店を聞いてみる。
しかし帰ってきたのはなぜか皿うどん情報。いいえ、チャンポンです。
何とかチャンポンのうまいと評判の所に行ってみたんだが………
チャンポーン
何となく「うーん?」と言った感じ。
ひょっとしてそれを見越して皿うどんの話をしてたのか?なんて勘ぐってみる。
まあ、違うとは思う。
それから腹ごなしに夜の長崎を路面電車で散策することに。

やはり西洋文化の先駆けというか、そんな感じのする。
ノスタルジックとも違う独特の雰囲気を醸し出す街でした。

 明朝一番。旅の最後の日。
いざ、故郷福島へと向けて最後の旅に出る。
朝の長崎に別れを告げ、着く頃にはきっと夕方か。
旅の終わりの近づきを感じ、寂しいような気もする。
でも、帰っても旅の道々は思い出になるのである。
さあ、帰ろう。

 戻る