3・盛岡→米沢
『110匹ワンこちゃん大集合! 山の緑が目を癒す』

 小岩井牧場を出発した平成の奇人、今野晋二郎。
次に向かうは一度引き返し、盛岡。ここから電車を乗り換えてまずは仙台に向かうのです。
そのまえに。盛岡に来たからには食っておかなきゃならない物があった。
それはズバり、わんこそば!
あのお椀にちゃちゃかソバをぶち込んでいくというアレです。
今日はそのわんこそばに初挑戦というわけだ!お店は「東屋」
店の人の説明を聞くと、どうやらわんこ15杯≒盛りそば1杯。
目標の100杯達成のためには盛りそば約6.7杯!ということだった。
そんなこんなで、薬味が届けられる。
そぼろとか、まぐろとか、ネギとか
しかし今思えば!
この薬味こそが罠だったのだ!!

 するとついに店員さんが片手に15杯のお椀を持って登場。
早速手持ちのお椀にそば投入。
「はいどんどん、はいどんどん」の掛け声と共にお椀にそばを入れていくのを
片っ端から食べる。なるほど、これがわんこそばか。
しかし、まさかこれが心理戦、そして緻密な計算を必要とする戦いだったとは!!
60杯目(盛りそば4杯目)くらいからはっきりと俺の胃袋を攻撃し始めるそば。
ちょっ、重い!!
そう。調子に乗って食べていた薬味によって俺の胃は隙間を失っていく!!
なるほど、やってくれるじゃないか。
しかしまだまだいけ………
90杯(盛り6)でもうヤバイ。ストップギブギブ。あと15杯食べたら終わろう……
と、次のワンセットを食べきったところでお椀の蓋を閉めようと(終わりの合図)したら
「あ、私が見てる時じゃないと閉めるのナシですよー」
柔らかい声で飛んでくる死刑宣告みたいな店員のねーちゃんの声。
殺す気か!!
けっきょくあと5杯、110杯で「ストップ ギブキブ」と英語まで使って終了でございます。
ノートには「110」と書いてあります
こうやってみてみると壮観だなぁ。
そして、認定書も貰いましたよ。
見づらいけど「110杯」
かなりキッツかったけど、また挑戦したいな!
今度はちゃんと攻略法も分かった(のか!?)ことだし………
そういうわけで、盛岡のメシの思い出はこの大量のそばと言うことに相成りました。
蛇足ながら。
15分間のわんこそば最高記録は451杯だそうです。正気か。
100杯以上食べると手形も貰えます

 盛岡を出発し、次に向かうのは宮城。
と言っても今日は宮城は通過して、停泊するのは山形は米沢です。
仙台には翌日に行くつもり。と言うか、雨降ってるときより晴れてるときに松島行きたいの!!
というわけで中休みというわけではないけど今日は旅館でゆっくりしよう!と言うのがテーマです。
残念ながらそういうわけで、この日は降ったり止んだり。
でも、雨に濡れた緑もキレイだったりするのさ。

雲の間から夕日も差す。
明日は晴れると良い!!そう願いながら山形、そして米沢を目指す。
山形。実はもう福島まであと1時間半で着く距離です。
この時泊まった宿は「招湯苑」、素泊まりOKの旅館なんだけどこれがヒット!
24時間入れる温泉、きれいな部屋、粋な人々と最高でした。
しかもここ、素泊まり3000円!なんですわ。
こんな内装
米沢来たら、是非!だね!!
さあ、明日は晴れた空の下、また海を見に行きますか――――――――

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