10・長崎→福岡→福島
『博多ラーメンはこらとんこつばい! そして帰る、我が愛する故郷へと……』


 昇っていく太陽に追い立てられるように電車は福岡を目指す。
帰りは折角のスカイメイトがあるから活用しようか、と福岡は博多空港を目指すのである。
というわけで、一路来た道を引き返し、福岡・博多へ。
しかしJR九州はどことなく高級なような気がする。
この椅子、なんか何処の電車よりも豪華じゃないか?
後ろのガラスもでかいような気がするし……
うーん、乗客思い(?)

そして日も昇りきり、今日も太陽の光を海が跳ね返してくれる。
最後の最後まで輝く海を見られるとは俺も果報者、なのかな。
前日はこの辺を通ったときもう暗かったし、特急だった。
自然は本当に、様々な条件の下でいろいろな姿を見せてくれるものだなぁ。
あと、吉野ヶ里って九州だったんだ。(日本史弱すぎ)

←この旅行の会心のショットin陸地
 そんなポンチなことを言ってるうちに博多駅へと到着。
飛行機登場受付まではあと1時間半。オッケー、まだ飯食べられる。
飛行機で1時間半前ってヤベーんじゃ?ともお思いでしょうが実はOKな理由があっちゃうんです。
ま、それはともかく博多に来たんなら博多ラーメンじゃーい!!
細麺・とんこつ
伝え聞く通りの細麺。これが博多ラーメンか。どれ一口
やべえ。こいつあウマすぎる。
スープめっちゃ濃ッ!
細麺濃いスープにすげえ合うッ!!
厚切りチャーシューとろっとろっ!!!

俺の好きなタイプのラーメン、モロ当たりもモロ当たり大当たりでございます。
しかも「替え玉」も出来てすばらしぃ………
「替え玉」ってのは茹でた麺だけ食べてたスープに入れて貰うことです。(知ってるよね?)
これが一玉120円。調子に乗って2つ(合計3玉!)食べちゃいますた。
もちろん1000円かかってません。いやぁ、これまた食べたいよ!!

 さて、博多ラーメンにガッツリ舌鼓を打って早速空港に向かいます。
この博多空港というのがまた異端児。普通空港って言うとバスに乗ったりとかして
郊外の方まで行かなくちゃ!ってヤツが多いのですが、この異端児と来たら
地下鉄で10分なんです。博多駅から地下鉄が出ている。
俺の知ってる限りこんな便利すぎる空港はじめてですがな。
だから、あんな時間ぎりぎりで飯喰う余裕もござんすわけです。
空港でお土産を買って、さあ飛行機に乗って福島空港へと空の旅。

ああ、福岡が遠くなっていく………

 飛行機に乗って1時間半。ついに福島空港へと降り立つ。

もう旅も終わりが近い。
東北六県の旅、
水戸のエイジ君との出会い、
名古屋の熱い熱い感動の日々、
そして南へ南へと刺激と出会いを求めていった旅。
その全てを持って、福島に帰ってきたのだ。

バスに揺られ、福島空港から郡山駅へと。
あと1時間、揺られれば本当に故郷へとたどり着く。
それまでに感じてきた、いろいろな思いや出会いを胸に。
夕方の空に、日は沈んでいく。
今日の日はさようなら。
また会う日まで。
また会う、旅まで――――――――――――――

<お世話になった人たち>
黒松内のご婦人
長万部の電気屋のお二人
函館ペンション・パピィーテールのみなさん
函館のバスの運転手さん
函館のかっこいいおばあちゃん
蟹田で出会った旅人の方
小岩井牧場まきば園の皆さん
わんこそば・東屋さん
米沢・招湯苑のみなさん
親愛なる、人生の目標である親父
黒田エージ君、石橋君、中山君
格闘技居酒屋「貫一」のみなさん
ガチャピン、たけし達札幌大学ラフェッテのみんな
讃岐うどん・味名登屋さん
広島ビジネスホテルのみなさん
お好み焼き屋の格闘技好きなおばちゃん
宮島・平松茶屋のおじさん
長崎・素泊まり旅館のみなさん
JR職員の皆さん

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