よいこときちがいのおりょうりこうざ
第一話 カレーと朝まで語り合う

 おにいさん:やあ、よいこのみんな。
         おりょうりのおにいさんだよ。
    よいこ:こんにちわ、21さい!!
 おにいさん:こらこら、でこんなぶんしょうかきながらヘコむからとしをだすのはやめようね。
    よいこ:はーい。
         で、きょうはなにをつくるの?
 おにいさん:そうだね、きょうはカレーをつくるよ。
         カレーはすぐつくれるし、かんたんだからね。
    よいこ:ぼくらがこどもだとおもってみくびってるんだね、もうろくやろう
 おにいさん:みためではんだんするな、おにいさんは21さいだぞ。ききわけのないこにはおこるぞ
    よいこ:はーい。
         それはそうとして、なんでかんたんなのにあさまでかたりあうの?
 おにいさん:おお、いいしつもんだね。
         それはね、じつはおにいさん、ざいりょうのホールトマトかいわすれちゃったんだ。
         だから、ぶっちゃけあしたのあさまでかんせいさせられないんだよ。
    よいこ:なるほどね。おにいさんのていのううじむし
 おにいさん:こらこら。ひきにくにするよ。(ひきにくの カレーも おいしいよ!)

≪今北産業≫
バカが深夜にカレーを作って明日の朝飯にしようと思ってたけど、
ホールトマトを買ってくるのを忘れたからカレーを完成させられない。ほんとにバカ。
仕方ないから夜が明けるまで(近所の7時開店コンビニが開くまで)下ごしらえとかで時間を潰す。バカ。

※書いててムカついてきたんでおにいさんとよい子の会話形式はやめます。※

 午前 2:30
 悶々としながらタマネギ3個、にんにく1個を叩き切りまくる。
 タマネギは甘みを出して、後々は溶かす計算なので極力小さくみじん切り。
 炒めるときに小さいと火が通りやすくて良い具合になります。ホントにホントさ!!
 
 けっこうごっつい量になった希ガス。
 二枚目の写真は横から。右にあるのは10円玉です。
 量は大学生にありがちな(勝手に!!)作り置きタイプなので普通に作るときはたまねぎは1〜1.5個くらいで十分でしょう。


 次に、肉を挑戦的に炒めてみる。
 いつも作るときはササッと炒めてすぐにタマネギと合流するのだが、時間がアホほどあるので下味付けに挑戦。
 鶏肉(もも肉)を食べやすい大きさよりちょい大きく切ります。理由→出来るときにはちょっと溶けるよ!!
 んで、バターを溶かした鍋に投入。炒めた所でにんにくスライス(コレ便利だよね〜〜)をブッ込みます。
 そっからは勘の世界。こまめに味見しつつ塩胡椒(塩は少なめに。胡椒は割と)、唐辛子で味を付けていきます。
 唐辛子は基本輪状のモノを使いますが、調整には粉一味唐辛子なんかがいいんじゃないでしょうか。
 んで、味の素も投入。肉の汁がガッツリ出ますが、これがうまみ。後でカレーに味をもたらしてくれるワケですよ。
  
 こんな感じに炒めたら、蓋をして保管。明日の朝を待つ。

 午前 7:00
 開店を見計らって買い出しへ出撃!!無事にホールトマトを買ってくる。
 そしたら先ほど刻んだタマネギとにんにくを炒めていく。バターをつかってまろやかに。
 ここで気をつけるのはひ・た・す・ら!!!焦がさないこと!!どある。
 焦げてしまったら甘みもへったくれも無いジョルノ。
 たとえこの身が焦げ付いてもたまねぎだけは焦げ付かせるものか、くらいの覚悟で挑みましょう。
 
 タマネギが透き通るくらいになったらオッケェ〜〜〜〜イ。
 ところで、ここで炒めるときにスパイスを入れるんですよ。クミンですね。
 でも買って(探して)くるのはメンドクセェ、そんな人のためにお奨めなのが
 
 右の手作り用ケララカレーセット。(S&B食品)
 各種スパイスも入っているのでお手軽にカレーが楽しめます。マジお奨め。
 ちなみに左のは量を足すためのカレーフレークですが、こいつもなかなかお奨めなんですね。
 さて、タマネギを炒め終わったらそこにホールトマトを入れてほどよく潰し、また炒めます。
 
 こんな感じに赤くなってきます。
 ここで唐辛子を入れたりして辛さを調節していくと良いでしょう。
 しかし、辛くしすぎるとアレなのでここではほどよくで良いと思います。後でも十分調整できるよ!!
 さて、コレも完成したら炒めておいた肉と合流!!
 そこに水、ブイヨン、(ブイヨン一袋と月桂樹とかスパイスはセットに入ってますよ)を入れていきます。
 ちょっと足すならマギーブイヨンとか買ってきて足すといいでしょう。まろやかぁんになります。
 あとは加熱。吹き出すアク。救う。吹き出す。救う。妥協なきアクすくい性。アクは許さん!!
 そうやって完成したのが
 
 カレー一歩手前のトマト汁です。でも水はいってるから薄いよ。
 いわばコレがカレー完成のプレリュード。あとはいよいよカレーフレーク投入です。
 セットに入ってるのもフレーク状なので実に溶けやすい。弱火にしてゆっくり足していきましょ。
 ほんで最後に胡椒、唐辛子、ガラムマサラで味を調えて…………

  
 デキタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆

 
 皿に盛ってみました。
 うはは、苦労しただけあってウマいぞこりゃ!!
 肉に下味付けるのは正解だね、うん。
 そういえば精確なレシピとか書いてないですねこの料理ページ。
 まあ、カレーはレシピなしで自宅の味を開拓するのが一番だと思います!!
 最後に今野流だけ少し書いてシメます。いやあ、今9時。疲れたお( ^ω^)

<今野流カレーのポイント>
一、タマネギはガッツリ小さく刻むべし!!
一、スタミナ増強、にんにくどっさり入れるべし!!
一、煮込みの際は胡椒で味を調えるべし!塩は少なめ!!
一、何よりもカレーに愛を注いで、ウマいカレーを作ろうと心に誓うべし!!

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