Trial第一回興業
「The Enter of Impuct!!」

 休憩を挟み、団体代表の和泉健太郎より次回大会でのImpuct!!認定ヘビー級選手権の設立
および初代王者をかけての試合を行うことが発表された。
和泉「初代王者決定戦はTop of 7Kingsというルールで行う。
   この試合形式についてはまだ発表はしないが文字通り選手権挑戦者は7名
   現在エントリーが決定しているのは自分和泉健太郎志賀隼人岩隈誠也の三名。
   引き続き団体内、および他団体からも挑戦者を募集する。」
そこに登場したのはクルーザーの山田武琉。
山田「ヘビー級の王者決定戦とのことだが、この団体はクルーザーに対するリスペクトが足りない。
   だからクルーザー級のベルトも新設……したいところなんだけどそこまでの権力はないからね。
   クルーザーとしては今すぐにとは言わないがベルトの新設を願いたいね」
とクルーザー級の権威も作ることを要請。
これに対し和泉は
和泉「クルーザー級については正直な話まだ団体内の整理が出来ていない。
   しかし他団体に目を向ければクルーザーの猛者も多く、クルーザーの実力底上げのためにも
   ベルトの新設は考えている。
   そこで次回大会にバトルロイヤル形式によるコンデンター決定戦を行う。
   その勝者とvs山田武琉のタイトルマッチを後日行いたい」
と明かした。


 第四試合〜「Impuct!! vs BASARA tag of war!」タッグマッチ30分一本勝負
   近藤誠司、西原浩大vs最上青志、直江兼太


 セミファイナルとなる第四試合は初の団体間交流戦。
プロレスリングBASARAより最上青志、直江兼太という若手タッグが送り込まれた。
迎え撃つのは前回大会のファーストマッチを勤めた近藤、西原。
両団体期待のホープ同士の対決に最初のイニシアチブを取ったのは直江。

張り手を避けるとエルボーを叩き込み、さらに組み付いてショートエルボーの乱れ撃ち。
その後も試合を自分のペースで組み立てると自軍コーナー際でさらにエルボー、最上にタッチ。
ここで最上は勝負をかけてハリケーンドライバーを放つが近藤が飛び出してカット。
さらに急造タッグとは思えないダブルのハイキックを最上に叩き込む。

さらに近藤・西原組はコーナーに降ると同時に走り込み西原の背面エルボーから近藤のスピアー!

大技攻勢により窮地に追い込まれるもコーナーに控えていた直江がカットに入り事なきを得る。
最上はここから立ち上がり近藤にスタンディングクラッチ。

この日幾度となく見せていたスタンディングクラッチによりピンチの近藤だったが
自力で脱出するとオクラホマスタンピートが爆発。しかしニアロープ。
ここで直江と交代。このあと両軍入り乱れての戦いとなるが一瞬の隙を突いた
直江のサザンライトスープレックスホールド(ダブルリストアームサルトホールド)が炸裂!!

しかし惜しいかなニアロープ。
ならばと近藤を場外に投げ捨てた直江は

コーナーから決死のプランチャ投下!!
このエクストリームダイブに会場からはこの日一番の歓声が上がった。
さらに交代してきた西原をスモールパッケージホールドで襲うがカウントは2.9。
そこに一瞬の隙が生まれたか、最後は西原、近藤が一斉に飛びかかってのラリアット。

この一撃にはさすがに耐えられず直江が敗れた。

近藤誠司、○西原浩大(27分09秒 叩きつけラリアット→片エビ)最上青志、直江兼太●
 (Impuct!!)                                  (プロレスリングBASARA)


<バックステージコメント>
近藤「キツかった…………
   最後は何でしょうね、俺が決めると思ったのに西原まで走ってきて。
   (コンビプレイではなかったのか?と言う声に対して)全然全然。
   全部たまたま同時になってたというか、西原出しゃばりすぎというかですね。
   直江選手、最上選手、また戦いたいですね。
   でもスタンディングクラッチは……一番きつかった。あの技はあんまり受けたくないです。痛い……」
西原「近藤ちゃんでしゃばりすぎよ。
   いつぶつかって事故るかと気が気じゃなかったっての、体格差あるんだから。
   BASARAさんにも上がってみたいね。」

直江「ウチ(バサラ正規軍)には同期がいないんで、いい刺激になりました。
   北海道のプロレスファンにバサラここにありと見せれた気がします。
   最後のWラリアットは、、、あんなのレスラーやってて初めて食らいましたよ。
   最上先輩、今日はスイマセンでした!」
最上「いやいや、がんばったよ。俺もわざとねちっこくいったけど、なかなか骨の
   ある2人だね。勉強させがいがあったよ。今度機会があったらシングルで
   じっくりと、、、締め上げたいね(ニヤリ)」


 第五試合〜「The Rule of SLUM.」タッグマッチ60分一本勝負
   池橋亮輔、錦織豹真vs山本隆志、柳井晃


メインを勤めるのは前回Impuct!!にて遺恨が生まれたTEAM関川の池端、錦織と
SLUMHOUSEの山本、柳井のタッグマッチ。
キャリア・自力ともに大きく勝るスラムに対しT関の二人がどこまで粘れるか。

やはり序盤にイニシアチブを取っていったのは山本。
首四の字で錦織を閉めながら余裕の表情を浮かべるが

交代した池橋とすぐに合体カッターで反撃。
相手が相手だけに技を小出しにする余裕などはない。
山本も柳井と交代し、柳井はラフファイトで攻め込む。

その後は池橋が関節技、スーパードロップキックと柳井を翻弄していくものの
柳井は一発のストマッククラッシャーから一気に反撃開始。
コブラホールドやドラゴンクラッチと相手の得意技である関節技で首を支点にダメージを与えていく。
そして両軍交代し錦織vs山本になると山本がスラムダスト(ファイナルパワーボム)を狙う!!

しかしこれはなんとかリバーススルーで錦織が逃れる。
さらに顔面へのキック二発、カットに入った柳井に必殺の高速ダブルアームスープレックス……と
スラムハウスに対し堂々の戦いぶりを見せたが立ち上がったの山本のビンタ一閃。
さらにそこからダイビングセントーン

そしてとどめのスラムダスト!!

この一発で錦織は完全に失神。
ピクリとも動かない錦織を見てレフリーがゴングを要請した。

池橋亮輔、●錦織豹真(13分28秒 レフリーストップ)山本隆志○、柳井晃


<試合後>
 さらに池橋、錦織に攻撃を加えるスラムハウスに対して関川と室田が乱入。
ここでは矛を交えず引き下がる山本だったが……
関川「よくもやってくれたのお、山本!!」
山本「関川よ、おめえの子分………弱いな。」
池橋「なんだとコラァ!!」
柳井「事実じゃねーかよバカ」
山本「そういうわけじゃ。スラムに泥ひっかけたらかすり傷じゃあすまねえんだよ!」
関川「山本よー、旗揚げ戦のリターンマッチといこうやないか。
    俺とテメエ、Top of 7KINGS参加じゃ!!
歓声が起きる。
山本「おもしれえじゃあねーか。
   俺は関川、てめーには1ミリも興味はねーけどベルトにはちょっと興味あるんでなあ。
   かわいがってやる……いやいや、無視してやるよバカ!」
室田「それとよお、腰巾着があいたよなあ?
   柳井さんよ、ちょっと俺と遊んでくれないかなぁ?」
柳井「いい度胸してんじゃないの。
   ちょうどいいから室田君、おめえをボッコボコにして病院のベットとお友達になってもらおうかしらねえ?」
室田「言ってろ」

このやりとりによって決定したカードは
 Impuct!!認定ヘビー級シングル選手権 Top of 7KINGS Match
   和泉健太郎vs志賀隼人vs岩隈誠也vs関川祐vs山本隆志vs未定vs未定

 柳井晃vs室田玲路


 全日程終了後にコミッショナーより改めてプロレスリングBASARAとの交流開始が発表された。
また、プロレスリングBASARAで行われているB-1クライマックスに
ヘビー級として岩下G貴文(敗退)、須藤真弓、乾有朋
クルーザー級として室田玲路、内藤慎太郎、沢城涼が参加している旨も報告された。
また、次回大会をベルト新設などのスターティングポイントとすることを発表。
他団体選手の参戦を呼びかけることとなった。

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