The Last Judgement'06 第2部興業
「The Last Judgement」

 第6試合〜「SAMURAI meets Knight」60分1本勝負 「ねんがんの アイスソード」所有権試合
   (所有権者)ガラハゲvs直江兼太(プロレスリングBASARA)(挑戦者)

 前回大会で敢闘賞を得たプロレスリングBASARAの直江兼太が挑むのは
「ねんがんの アイスソード」所有権者ガラハゲ。それだけでなく直江が挑むものはこの
「炎熱アイスソードデスマッチ」と言う試合形式であるとも言える。
危険なため会場横の駐車場にリングを設営し、コーナーにはアイスソードと名付けられた蛍光灯、
さらに場外には火薬が設置され選手が落下した瞬間に爆発が起こるようになっている。
この過酷な条件で、先にガラハゲが直江を蛍光灯に被弾させ、さらに場外に投げ落とす。

最初の直撃で額が切れた直江は大流血。会場から悲鳴が起こった。
しかし素早くリングに立ち戻った直江はガラハゲを捕まえてコーナーに叩きつける。

やはり「自称炎熱アイスソードデスマッチ1000勝」ガラハゲの試合運びは見事なもの。
コーナーから蛍光灯を取り外しての攻撃は防がれるも、流血した額に狙いを定めて
ヘッドバットなどで攻め立てていく。
そして開始5分に必殺冬の嵐スープレックス(ブリザードスープレックス)で決着を狙うが

これは直江が意地でキックアウト!
そして今までの試合で猛威を振るってきた勢いのあるエルボー、さらにバックドロップで反撃に出る

しかしロープを背負ってしまったところでガラハゲのボディスラムで二度目の場外転落。
しかしこれでもめげずにガラハゲを直接コーナーの蛍光灯にぶつけた直江だったが

伝家の宝刀・スタナーに沈む。
しかし若き挑戦者に会場から惜しみない拍手が送られた。

(所有権者)○ガラハゲ(9分32秒 スタナー→片エビ固め)直江兼太(BASARA)●(挑戦者)
                 ※初代所有権者・ガラハゲが2度目の防衛

<バックステージコメント>
ガラハゲ「ふぅ………ハードな戦いでした。
      しかし私はこの試合形式で負けるわけにはいかない!なぜならアイスソードを手に入れるために
      だいぶ苦労したからです。苦労したから負けられない。
      しかし!1001人目の挑戦者、直江くん。
      君は今までの強敵(とも)の中で一番の……なにをするきさまー!!」
      (後ろから緑色の忍者と青い服の男に襲われるも何とか逃げる)

直江「はじめてのタイトルマッチしかも遠征先ってことで、
   緊張しまくりでした。デスマッチは、、、ホント痛いですね。
   でもこの傷が勲章になるんですよね! いい経験になりました。
   チャンスがあったらもう一度やってみたいです!」


 第7試合〜「Lesson of Great Teachars」タッグマッチ60分一本勝負
   犬神準、椎葉育久vs山田武琉、猿飛タスケ(プロレスリングBASARA)

 セミファイナルはImpuct!!クルーザーの中では成長株である椎葉・犬神が
Impuct!!クルーザーの申し子、山田とBASARAの元ジュニアチャンプ猿飛に挑む。

クルーザー実力者コンビだが、ちょくちょくスキットでは絡んでいるものの今回が初のタッグ結成。
なぜか入場時はどこからか走ってきたようだったが、入場ゲートで止まると見得を切ってみせる。
先に試合のペースを握っていったのは猿飛。先発の山田からタッチを受けると
相手コーナー側でスパイダーネットを仕掛けていく。対する犬神はクラシカルな逆エビ固めで
猿飛の機動力を奪う作戦に出る。

犬神に攻めさせておきながらも決定的なところで外していくという猿飛のスタイルに
焦ってきたところに飛び膝蹴りを浴びた犬神は椎葉と交代。

その椎葉にサンドイッチのジャンピングハイキックを見舞ってチームワークを見せる山田組。
山田も猿飛同様椎葉の攻撃をのらりくらりと避けるとブーメランキック、フィッシャーマンバスターでじわじわと
椎葉にダメージを蓄積させる。

椎葉も必死で反撃していくが後が続かず。
気づいてみれば山田が猿飛とタッチ、体力に余裕がある猿飛を前に退路を失った椎葉が
三連続のキックから強烈な低空ドロップキックで顎を跳ね上げられて3カウントを奪われた。

犬神準・●椎葉育久(22分8秒 顔面低空ドロップキック→体固め)山田武琉・猿飛タスケ(BASARA)

<試合後>
試合終了後、勝ち名乗りを受ける山田を蹴拳紅蓮隊の相羽シンヤが襲撃。
リングには上がらなかったものの場外には桐生、錦織も控え一触即発ムードに。
スレッジハンマーを持ってリングになだれ込んだシンヤは山田に一撃を加えようとするもそれは猿飛、岩隈が制止。
山田「あーんら、シンヤくんじゃない。今回は残念でしたねぇ。
   ………まあ、でもその度胸は認めてやるよ。ベルト欲しい?」
頷くシンヤ。
山田「オッケーオッケー。したら次の興行でやりましょうよ。
   そのかわり君んとこの二人組は試合中出禁ね。うちも岩隈の旦那は入れないから」
岩隈「入れないって言い方はどうよ」
山田「じゃあ旦那は解説席に座っててください」
岩隈「……わかりました。」
シンヤ「それじゃ不公平じゃない。
    うちのドラゴンとパ」
桐生「桐生と!」
錦織「錦織も!」
シンヤ「桐生と錦織も解説席に座らせてよ」
山田「いいですとも。ただしギャラでないよ。旦那も。」
岩隈「へいへい。」
山田「そう言うわけで次回大会でこの坊ちゃんにクルーザーってもんを教えてやりまーす!
   見たい人はチケット買ってね!この団体『インディーの職場』でもかなり短く撮られるから!
   試合みたい人はチケット買って会場に来てくださーーーーい!以上!!」

<バックステージコメント>
山田「ま、経験の差って所かしらねぇ(突然オカマ言葉で)
   まだまだいろんな意味で若い。いろんな意味ってのはいい意味でも悪い意味でも。
   でも若いうちはその若さに任せて突っ走ればいいじゃない、若者よ。
   (シンヤの乱入について)うん、そうよねぇ。(またオカマ)
   そんな若い子に教育するのがあたし達のお仕事ってもんよ。ベルトは渡さないよ。」
猿飛「お、、オカマッ!?、、と、、とにかく、山田さんがいるからモンキーフライを
   出すまでもねぇなと(笑) あんなもん(低空ドロップキック)で十分でしょ。
   それにしても(ガラ)ハゲといい若手といい、ココはおもしろい奴らばかりだね。」

犬神「流石としか言いようがないです。悔しいけど。
   俺も椎葉も決め技に行けなかったってのが全てですね。技はこっちの方が出していったはず。
   あとは試合のコントロールで負けてしまった。」
椎葉「顎が……ちょっとすみません
   (2分後)あのスライディングはちょっと想定外でした。もっとハデなので来ると思ってしまって。
   でもこう言うのが勝負の書けどころというか見せ所。勉強します。」

シンヤ「…なんかやけに気持ち悪かったね、あの人…
    でも、これで蹴り倒す人が一人明確になった。
    あとはあの人のあの余裕を粉々に砕いて、ぶっ潰すだけ。」


 第8試合〜Triangle Forse決勝戦・Impuct!!認定6menタッグ選手権試合
        「Who's get Top of the world?」6menタッグマッチ 60分1本勝負

 (挑戦者)軍鶏崎withゴミクズ
     (軍鶏崎杏司・五味俊二・九頭剛一)
               vs
                   ゴゥジャス銀行(挑戦者)
                     (ゴゥジャス丈二・デビアス円田・ロトンド角安)

 Triangle Forse決勝戦にして2006年のImpuct!!を締めくくるのは
圧倒的なチーム力で決勝まで駒を進めた軍鶏崎withゴミクズと
クラシカルレスリングと理論で試合を支配してきたリングマスター・ゴゥジャス銀行の一戦。

どちらが買ってもおかしくない一戦の口火を切ったのは軍鶏崎。
ここまでは五味・九頭をサポートするおとなしめの存在であったが、この試合では序盤からスパートをかける。
体格に勝る軍鶏崎だが、ゴゥジャスの試合運びを警戒しつつゴゥジャス銀行の3人を同時に相手する
勝るとも劣らない見事な試合運びでリングを支配していき、ポイントゲッター・五味にタッチ。

五味はここでも九頭の俺ごと刈れ、さらに二人を葬ってきた弓矢固めで角安を攻め立てる。
しかし角安も耐えに耐えるとゴゥジャス・円田と繋ぎ繋がりのある試合運びで五味を追い詰め
ゴゥジャス銀行のポイントゲッター・丈二が必殺のゴーゥジャスボム!(スーパーボム)

しかしこれを五味は2.9で自力でキックアウト!
そして再び司令塔・軍鶏崎にタッチすると今度は狙いをゴゥジャスの足に定める。
ここからは軍鶏崎組が見事なリングワークでゴゥジャスを自軍コーナー側に逃がさない。
そして最後は九頭がゴゥジャスを捕らえるとえげつない角度の拷問式逆片エビ固め!!

殺人銀行がカットに行こうとするも、間に合わずゴングが打ち鳴らされる。
この瞬間にImpuct!!認定6menタッグのベルトの行き先が決定した。

軍鶏崎杏司・五味俊二・○九頭剛一(軍鶏崎withゴミクズ)
         (15分55秒 拷問式方逆エビ固め)
               ゴゥジャス丈二●・デビアス円田・ロトンド角安(ゴゥジャス銀行)

      ※軍鶏崎withゴミクズが優勝
        軍鶏崎杏司・五味俊二・九頭剛一が初代Impuct!!認定6menタッグ選手権者に

<試合後リングにて>
軍鶏崎withゴミクズにベルトが授与される。
さらに大会委員長・和泉よりMVPが発表された。
和泉「今大会、もっとも衝撃を残した選手……
    素晴らしい試合をいくつも見て正直誰にするか迷いましたが、発表させていただきます。
    MVPは……この決勝までに最高のタイミングで試合を奪ってきたこの選手!!
    軍鶏崎withゴミクズより五味俊二選手に贈呈いたします!!」

<バックステージコメント>
軍鶏崎「おう、五味と九頭。よくやりやがったな。乾杯といこうや!(サッ○ロビールを手にとる)」
五味「うっすシャモさん、うっすうっす。(会釈しまくる)」
九頭「シャモさんの頭脳あっての勝利っす。ウッス。」
軍鶏崎「バアカ。五味の機動力と九頭のパワーと俺の業界屈指のズルさがあっての勝利だよ。
    団体戦の基本での勝利だな。
    決勝のゴージャスおっさんとあのインフレ軍団には、誰ひとり欠けても勝てなかったかもな。
    BASARA屈指のくせ者だからよ殺人銀行は。
    丈一の奴もなんだかんだで成長してやがるよ(笑)
    あいつ、ここ(Impuct!!)で美味しいポジションを確立しつつあって、ありゃ悔しいな。
    きっと和泉さんに気に入られてるよ。
    まあでも、初戦で立派な橋を掛けたし、突貫工事にしては見事なもんだよ。
    この勢いでインパクトに『軍鶏崎ヒルズ』でも建ててやろーか(笑)
    ともかく!かんぱーーーい!(ビールファイトが始まる)」

ゴゥジャス「最後の最後で……恐るべきボーイズもいた者です。
       特にあの軍鶏崎という選手はクラシカル・レスリングをよく理解している。
       悔しいですが……あのベルトには価値を感じますよ。
       そして、私たちが誰よりもその価値を上げられると言うこともね。
       今日はここまでとしましょう。しかし次はクラシカル・レスリングの随で彼らからベルトを奪いますよ!」
円田「んまーッ! あんな下品な技(拷問式)でタップをゴゥちゃんから奪うなんて。
   ドカタ風情にはクラシカルのよさがわかりませんからね。まぁ機会があったら
   きっちり教育しておきますよ。さて貧乏菌がうつる前にシャワーにいかなくては。」
角安「ゴウジャスさんも円田さんも実に楽しそうでした。自分はその期待にこたえて
   いくだけです。(ベタなしゃべりしてんじゃないのよ、と円田にたしなめられ)
   リングの上より控え室のほうが緊張するのですが、、、(汗)」


全試合終了後、DF、スラムハウス、一部のヒール選手を除く全選手がリングに。
和泉「これで今年の全興行終了となります。
   最終試合は他団体の力を借りたものになってしまいましたが、これもまたプロレス!!
   ……しかし、正規軍、いやそれだけじゃないなImpuct!!の全選手、こんなもんで黙ってはいられねえよな?
   来年は俺達が盛り上げていくんだよ!分かったら出て……違った、分かったらいつもの奴行こうか!!
   ウィー、アー、インパーークト!!!

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