The Last Judgement'06 第1部興業
「Go the TOP」

 第4試合〜Triangle Forse一回戦第三ブロック
        「paint RED.」6menタッグマッチ 60分1本勝負

 蹴拳紅蓮隊
  (桐生辰哉・錦織豹真・相羽シンヤ)
             vs
                        ヤング☆Impuct!!
              (ハルク沢渡・近藤誠司・伊藤遥)


青コーナーからは魔弾の蹴手・錦織豹真、龍の拳・桐生辰哉
そして紅蓮の蹴撃戦士・相羽シンヤがリングイン。
赤コーナーからは超越肉体・ハルク沢渡を先頭に
若きパワーファイター・近藤誠司とニューコスチュームで登場の伊藤遥がリングイン。
恐らく女性ファンでは一二を争うと言われた蹴拳紅蓮隊に黄色い声援が集まる。
しかし先に動きを見せたのは沢渡。
開始一分で桐生をブレーンバスターで投げきると胃袋を絞りださんと
ナチュラルパワーでストマッククローを見舞う。

これを脱出すると互いに錦織、近藤がリングイン。
しかし錦織はすぐにシンヤとタッチすると近藤をリング下に落とし
そのシンヤとともにリング上で沢渡・伊藤を足止め。
そして近藤には桐生がついて場外でカウントアウト勝ちを拾う作戦に!!
流石にこれにはブーイングも発生した。

危うくカウント19でリングに復帰した近藤は、鬱憤を晴らすとばかりにシンヤにブレーンバスター!
そして伊藤にタッチすると伊藤がボトムドロップ。
これには錦織がカットに入り、ダウンした伊藤をシンヤがグラウンドで攻める。
再び場外戦となり、リングインした瞬間に伊藤を待っていたのは錦織が振り下ろすイス!
さらに錦織はダブルアームスープレックスホールドで投げきるも2.9でキックアウト。

そしてタッチした沢渡をロープに振ると必殺のデモンズブリット(跳び膝蹴り)からカバー。
この一撃は危険と判断したヤング☆Impuct!!勢が総出でカットに入り事なきを得る。
これで黙っていられないのは沢渡。
カットに入ってきた桐生を追いかけると怒りにまかせてロープ越しのブレーンバスター。

勝負が錦織と近藤に託されると錦織は膝蹴りを顔にボディに叩き込みまくる。
近藤もゴリラクラッチなどで食い下がるが膝蹴り防御に身構えすぎたか
錦織の走り込んでのタックルをもろに浴びてテイクダウンを許し、そのまま腕を折りたたまれて
ギブアップ負けを喫した。

桐生辰哉・○錦織豹真・相羽シンヤ(蹴拳紅蓮隊)
         (19分13秒 チキンウィングアームロック)
               ハルク沢渡・近藤誠司●・伊藤遥(ヤング☆Impuct!!)

     ※蹴拳紅蓮隊が準決勝進出

<バックステージコメント>
桐生「今日は錦織オンステージだな(苦笑)
    こっち来てからのコイツは違うね。頼りになる。
    ぬるま湯から引き上げたら熱くなってきたよ。いいね。楽しい。
    (ブーイングも浴びたリングアウト作戦については?)
    まあね、若手諸君への教育って所かな。
    こういう負け方で足下すくわれたらかっこ悪いぜってね。」
錦織「……ま、授業料は高くついたよな、腕曲げられて負け、っと。
    どっちにしても俺達は勝つし、俺達の相手は負けるのよ。
    それはあのバカ、ヤンキー、雪男が相手でも同じ。」
シンヤ「今日はパンサーがよくがんばったよ。(記者が「えっ?」ともらす)
    だからボクは何にもやってないよ。
    (ブーイングも浴びたリングアウト作戦については?)
    うん?それはドラゴンがやったことだからボクは知らない。(もうひとつ「えっ?」)
    だいたいリングアウト勝ち狙ってブーイングが出て、凶器使ってブーイングでないの方が
    おかしくないか?
    凶器使う方が反則だろ?ちがうか?なぁ?ドラゴン、パンサー。(と、桐生と錦織へ顔を向ける)」
桐生「えぇ!おれドラゴンなの? (同時に)」
錦織「えぇ!おれパンサーなの? (同時に)」
シンヤ「えっ?やなの?」
桐生「却下!」
錦織「いややっ!」
シンヤ「…。それじゃあ、別のを考えておくよ…。」
全員「(何気にネーミングセンス悪いなコイツ…)」

沢渡「クソーッ!!!
    ちくしょう、次は絶対勝つ!絶対勝つからな!!!」
近藤「……俺ももっと頑張らなくちゃならない。
    沢渡があんだけ暴れて、伊藤も一皮剥けた。俺もこの地位に居ちゃいけない。
    次と言うより、今から。努力します。」
伊藤「終わってしまったことにとやかく言うことはないかな。
    次は桜木の野郎と決着をつける。」

 第5試合〜Triangle Forse一回戦第四ブロック
        「Neo Wave vs Classic」6menタッグマッチ 60分1本勝負

 ブラッドのドッキドキメイド喫茶(仮)(アテナジェネレーション)
  (哀原勇陽・ブラッド・デュランダル・小柳唯)
             vs
                        ゴゥジャス銀行
              (ゴゥジャス丈二・デビアス円田・ロトンド角安)


青コーナーは今まででひときわ異彩を放つ入場。
音楽が聞こえ、人影が見えると「お楽しみはこれからだ!」の雄叫びを上げるアテナのエース哀原勇陽、
大きなアピールで自らを指さすブラッド・デュランダル、そして手を振るのは
異様なまでの声援を浴びるボンテージカラテガール・小柳唯。
対して赤コーナーから現れるのはゴゥジャス財閥のトップ・ゴゥジャス丈二と
そのビジネスパートナーの業師・デビアス円田、縁の下の力持ち・ロトンド角安。
まさにネオウェーブvsクラシカルレスリングの対決となった。
哀原・ブラッドといったルチャファイターの素早いムーブに対してじっくりと攻めたいゴゥジャス銀行だが
それを見越したかのようにブレーンバスターを着地したブラッドは背中にドロップキックを見せる。

しかしクラシカルの意地にかけて負けられない円田がダブルのパワーボムで反撃。
さらにゴゥジャスは足殺しとルチャムーブに対して勝負を仕掛ける。
この反撃に対して入ってきたのは小柳。会場からの異様な声援を物ともせず
堂々と角安の延髄に踵を見舞うなどプロレスにも順応した空手技を見せていく。

この空手殺法に苦戦を強いられた角安だが開始6分にして小柳に必殺技である
デフレスパイラル(カナディアンロッキーバスター)を放つもカットに遭ってしまう。
さらにタッチで入った哀原からソバット、ロメロスペシャルと立て続けに攻め込まれ
受けに受けまくる角安だったがこれを何とかはねのけると円田にタッチ。

……そして今度は円田が受けまくる。
小柳のシャイニングウィザード、さらにブラッドとの合体ジャンピングハイキックというきつい技を受けると
再び試合権を受け取った角安までもがブラッドのダイビングローリングギロチンドロップを投下され
さらにブラッドは勝負所と見たかスパイダージャーマン、
そして必殺のZEGO・G(ドラゴン・ラナ)を角安にお見舞い!!

ヒヤリとさせられたゴゥジャス銀行だったがこれを総出でカット。
そして満を持してゴゥジャス丈二が12分ぶりに試合権を持つ!!
体力的に余裕がありすぎる丈二はブラッドに必殺ゴーゥジャスボム(スーパーボム)、
そして走り込んで飛びつきDDTを決めると殺人銀行のカットも受けてブラッドから3カウントを奪い取り
3人がかりで「風車の理論」を完成させるというクラシカルかつ荒技をみせた。

なお、特に技を受けまくっていた角安はベビーであるかのような声援を受けていた。

哀原勇陽・●ブラッド・デュランダル・小柳唯(ブラッドのドッキドキメイド喫茶(仮))
         (19分41秒 飛びつきDDT→体固め)
               ゴゥジャス丈二○・デビアス円田・ロトンド角安(ゴゥジャス銀行)

     ※ゴゥジャス銀行が準決勝進出

<バックステージコメント>
ゴゥジャス「素晴らしい!!クラシカル・プロレスリングの前にはすべてが霞むのです。
       相手の技を受けて受けて……9の力を受けて10で返す。これぞ風車の理論。
       かのビクトリー武蔵もそう言っておりました。
       さあ、このペースを維持して決勝まで行きましょう。そして優勝するのです。
       ……円田さん、角安さん、まだまだ先は長いですよ!!
       めちゃくちゃ肩で息してますけどがんばりましょう。特に角安さん。」
円田「ゴウジャスさんとミーが試合を動かしていたからこその勝利です。
   経済もリングもコントロール次第でどうにでもなるのです。
   昨日買い押さえた株のように角安君もがんばってくれましたからねぇ。
   つまり今回も戦う前から決まっていたってことですよ。ハッハッハーッ。」
角安「ゴウジャスさんの風車の理論、円田さんの株理論、どちらもお見事です。
   次は控えにまわっていいですか? ・・・・だめですか。わかりました(ゼェゼェ)」

哀原「やっぱでかいヤツとあたるとつツライね。
    次は同じ階級の人達とやりたいよ。
    あっちの一人分の体重って、俺達全員足してもたりないでしょ(笑)
    しかしより一層寒いね、今の時期。
    でも、俺達の試合でみんなを暖かくしてあげるからさ!期待してよ!
    それじゃ!(と、一気にまくし立てるが…)
小柳「ちょっと待ちなさいよ!」
ブラッド「チョトマテ!」
哀原「ん?なんだ?なんか話したいのか?好きに話していいぜ。」
小柳「何よ、このコスチュームは?それにあのチーム名!何あれ?
    絶対趣味悪いよ!」
ブラッド「ボクがヘンなとこいてると、ゴカイされちゃうヨ。」
哀原「馬鹿だなぁ。ああいうのはインパクトが大事なんだよ。Impact!!なだけに(笑)
    会場のノリもよかったでしょ?皆さん。」
    (とりあえずうなずく記者達)
小柳「インパクトもノリも関係ない!やよ、あんな名前!それにこんなコスチューム!」
ブラッド「ボクもヤダよ。モットカッコイイのがイイよ!」
哀原「たくっ…しょうがなねぇな。大差で次点のヤツがあるからそれにしようか?
   『Ala de libertad』。
   (全員、し〜ん…)
哀原:「ほら?反応悪いだろ?」
ブラッド「GOOD!Freedom Wing!ジユーなツバサね!カッコいいヨ!」
小柳「そんないいヤツがあるなら、最初からそれにしなさいよ!
    あとは、このコスチュームだけど…」
哀原「そろそろページに余裕がないので、今日はこれまで!それじゃ!」
小柳「ちょ!何よページって!まちなさいっ!」
ブラッド「GoodBye!」


<全試合終了後>
和泉「勝ち残った4チーム、おめでとう!!
    そして惜しくも敗れた4チーム、君たちにも道はある!!
    次回今年ラストの興行でこの大会の準決勝戦、決勝戦が行われる。
    対戦カードは………
    準決勝第一試合!!
    究極衝撃vs軍鶏崎withゴミクズ!!
    準決勝第二試合!!
    蹴拳紅蓮隊vsゴゥジャス銀行!!
    そして勝った二チームが、今年最後の興行の最後の……メインで激突する!!」
(観客から大歓声)
和泉「そう言うわけで………来週もこのリングに、みんな集まってくれっ!
    ウィー、アー………インパクト!!!」

<和泉のコール終了後にアナウンス>
 今大会で強烈な印象を残した選手に個人賞を贈呈いたします。
惜しくも予選で敗退したものの、そのインパクトを会場に刻んだ選手に贈られる敢闘賞は……






………プロレスリングBASARAの直江兼太選手!!


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