Impuct!!第3回興業
「The WAR」


 第5試合〜「KATANAGARI」30分1本勝負 「ねんがんの アイスソード」所有権試合
   (所有権者)ガラハゲvsむさ脂肪弁慶(挑戦者)

 休憩を挟んで第5試合は久しぶりのねんがんの アイスソード所有権試合。
前回初登場でインパクトを残したガラハゲに挑むのは、同じ北海プロレスのむさ脂肪弁慶。
恐らく同ベクトルと思われる二人の対決が見物となっている。

弁慶と言うより某リアクション芸人に酷似した脂肪弁慶とこの選手権に関しては
もはや風格のような物を感じさせるガラハゲが入場。館内は変な期待にあふれる。
相手の弱点を理解してのことか、ガラハゲは序盤からドラゴンスリーパーなどで呼吸を奪う。
さらに頭突きと攻め込みいきなりのダイビングヘッドバッドを狙うが、これは自爆。

反対に起き上がったところをロープに振られてくるくる☆脂肪弁慶(デルフィンバックブリーカー)を見舞われる。
ここからさらにコーナーを縦断する張り手を見せるが逆コーナーでガラハゲがスタナー一閃。
このスタナーで調子を取り戻したガラハゲが冬の嵐スープレックス(ブリザードスープレックス)で勝負をかけるも2.9。
ならばと走り込んで横っ飛びのヘッドバッド(うまか棒)を見せると、そこからまた呼吸殺しに。

十分に痛めつけた後に、満を持して本日二発目のスタナーで脂肪弁慶を葬った。

(所有権者)○ガラハゲ(8分48秒 スタナー→片エビ固め)むさ脂肪弁慶●(挑戦者)
                 ※初代所有権者・ガラハゲが初防衛

<バックステージコメント>
ガラハゲ「せっかく手に入れたアイスソードをてばなす訳にはいかない。
      しかし挑戦者は随時募集中だぞ!
      ただし忍者は勘弁だ。」
脂肪弁慶「あのアイスソードを1000本目の刀にしようと思ったのに!
       腹立たしいからカレーを食べてウェイトアップしてくる。
       次はImpuct!!仮面・イエローとしてやってやる。」


 第6試合〜「Beat The CRUSADERS」 タッグマッチ45分1本勝負
    LOVE川・葬儀屋 南田(アルティメットプロレス)vs高貫兼斗・真柴秀久


 前回の恐ろしさをまざまざと見せつけたクリスチャン・オーメンズの登場には館内驚嘆の声。
そしてImpuct!!の門番高貫・真柴組にはImpuct!!ファンによる大歓声が送られる。
試合はLOVE川と高貫でスタート、序盤から高貫はパワーを見せていくものの
交代した真柴がブレーンバスターを狙ったところを切り返して投げるという力業でLOVE川も魅せる。
そこからかきむしり等で翻弄し、南田につなぐも柴田が意地を見せて南田の巨体にバックドロップ。

ここまではおとなしい試合運びながらも開始7分にして遂にクリスチャン・オーメンズが牙を剥く。
ダウンした高貫の首を絞める南田だが、これはレフェリーが反則カウントを数える。
さらに南田はフォークを取り出すと高貫の頭に突き刺していくという凶器攻撃を見せる。

しかしこれを耐えきった高貫は大回転ジャーマンからぶっこ抜きジャーマンという荒技で反撃。
それでも恐るべきタフネスで立ち上がる南田は拝みパワーボムを叩き込む。これはカウント2.9でキック。
さらに代わって入ってきたLOVE川がさらなる凶器攻撃、キャメルクラッチで追い込むがこれは真柴がカット。

試合が長引いたところでLOVE川が椅子を高貫に渡し、殴られたとアピールを試みる。
まさに隠し球・チェアーズイリュージョンを狙うもののこれにも真柴がLOVE川の胸板にチョップを叩き込み
阻止していくと、高貫がコーナーに飛び込みタッチ。
そしてここまで温存してきた必殺・バーティカルドライバー(オレンジクラッシュ)が爆発!!

この一発が決定打となって、Impuct!!の番人達が凱歌を上げた。

●LOVE川・葬儀屋 南田(17分45秒 バーティカルドライバー→エビ固め)高貫兼斗・真柴秀久○

<バックステージコメント>
真柴「なんとか一矢報いてやれましたね。
    ……っても、ほとんど技受けてくれたのは高貫だからね、彼に感謝。
    俺一人の力で勝ったんじゃなくて、Impuct!!のファン、高貫、みんなのお陰だよ。
    俺達が居る限りImpuct!!は不滅だ!」
高貫「痛てて……(額を押さえながら)
    とにかく荒っぽいぜ、でも負けられなかった。
    俺達が壁となるのは最後。だから若い奴らにもどんどん出て欲しいね」

LOVE川「ヒャッハー!!いてぇよぉー!いてぇよぉー!」
南田「…(無言でLOVE川の頭頂部にコールドスプレーをかける)
LOVE川「私にこのような暴挙を働くということは神を冒涜する
      行為と一緒だということをよーく覚えておくんだなマシーバ、タカヌキ!
      (須藤選手のぶっ飛ばしたい発言について)…ん?前回我々に敗北した、あの
      子羊がそんなことを??HAHAHAHAHAHA……!カタハーラ痛い!
      ボコッ!!(質問してきた記者に鉄拳制裁)
      …フ○ック!!まだまだお仕置きが足りないみたいですね!あの小僧はッッ!
      今度会ったら私の聖なる炎で焼き尽くしてあげましょう!
      そろそろクリスマスですしね…さぞ感動的なイルミネーションが出来上がる
      事でしょう…ギャーッハッハッハッハ!!!
      (笑いながらその場を立ち去るLOVE川と南田)」

 第7試合〜「Brotherfood」Impuct!!認定タッグ選手権試合 タッグマッチ45分一本勝負
    (選手権者)長谷部鉄造・長谷川弘至
                    vs
                室田玲路・田仲丈一(アルプロ)(挑戦者)

メインエベントはタッグ選手権試合。ダブハセ。に挑むのはImpuct!!とアルプロの混成チームである
室田玲路・田仲丈一組。

お互い入場から気合いが入りまくり、館内の興奮も最高潮に。
試合が始まると血気にはやる室田を見事にコントロールしたのは隠れたテクニシャン・長谷部。
自軍コーナーに引き寄せると巧みに2対1の状況に持ち込んで室田を追い詰めていく。

しかし一瞬の隙を見てコーナーに戻ると田仲とタッチ。
追いかける長谷川を捉えると見事に息を合わせたダブルのドロップキックで反撃、
さらに向きを変えるとこれまたダブルのブレーンバスターで追撃を放っていく。

ここからは田仲が長谷川を追い詰める。
自軍コーナー側でセウワキック(ロンダートカンガルーキック)を見せると、さらに相手コーナー側でも
相手のコーナーへの叩きつけを切り返すと返す刀でセウワキック!
さらにキャメルクラッチ、高速のブレーンバスターを見舞うがダイビングヘッドは自爆。

ここから反撃に出ようとした長谷川だったが、田仲は素早く室田とタッチ。
GJロック(イングランドストレッチ)を狙うがこれは顔を蹴られて反撃される。
さらにダブハセ。側コーナーに追い詰められると
長谷川のラリアット→長谷部のエレベーター・アクション(ハイアングルアトミックボム)の連携。

これを何とか2.9で返した室田が勝負をかけるレイジキューション!(ジョンスパイク)
しかしこれは惜しいかなニアロープ。

ここで勝負は室田と長谷川に託される。
大きく動いたのは試合開始から18分近く。カットに入ってきた長谷部を捕まえた田仲が
ブリティッシュフォールで激しく叩きつけると自軍コーナー際に長谷川を叩きつけた室田がスイングDDT。

そして起き上がりを室田が滑り込んで逆さ押さえ込みに取るとダメージでカットに遅れた長谷部は間に合わず。
室田・田仲の「究極衝撃」タッグが初戴冠!

長谷部鉄造・●長谷川弘至(18分51秒 逆さ押さえ込み)室田玲路○・田仲丈一
              ※ダブハセ。が初防衛に失敗。
                室田・田仲組が2代目Impuct!!認定タッグ選手権者に

<試合後>
田仲「取ったぞー!」
室田「俺達がチャンピオンだ!!」
田仲「誰が来てもやってやるからな!!」
(蹴拳紅蓮隊が登場)
錦織「おー、ご苦労さん。
    予定通りベルト取ってくれたってか、ありがたいねえ。」
桐生「誰でも来いって言ったな?
    そのベルト、よーく磨いて待ってろよ。」
シンヤ「この桐生と錦織がタッグのベルトは取る。」
桐生「そして相羽シンヤがクルーザーを取って」
錦織「俺達三人でベルトを巻いてやるよ!」
(5人詰め寄るも、そこに山田武琉が登場)
山田「あー、まったまった。
    お前らのベルト(タッグ)はいーけどさ、俺の居ないところでクルーザーシングルの話ってどうよ。
    ……6menタッグトーナメント出るんだろ?そこでお前らの実力見てやるわ。
    それでまあ、面白そうだったら是非よろしくね、相羽君。」
シンヤ「……いいじゃない、目に物を見せてやるよ
     ついでだし田仲、室田、君らも誰か探してきて出ればいいじゃない。
     もし当たったら叩きのめしたげるから。それじゃ。」
(蹴拳紅蓮隊退場)
山田「それじゃ頑張ってねー」
(山田も退場)
田仲「ムカつくなあいつら。」
室田「とりあえず、俺達も一人捜すか………」
田仲「それはそうとほら、シメろよ」
室田「俺?」
田仲「だってImpuct!!だぜ?このリング」
室田「あー………
    俺達『究極衝撃』で6menも取ってやるからな!見とけよ!!
    ウィー、アー、インパクト!!!」


<バックステージコメント>
室田「今は素直に喜ばしてもらうぜ!
    このベルト、絶対に守り抜いていくからな!
    (蹴拳紅蓮隊については)まあ、なんもないよ。
    当たったら潰す。それが必要以上になるかもしんないってだけの話。」
田仲「まさかふらっと立ち寄ったハズの北の大地で
    まさかこんな事になるとはな(笑)思っても見なかったぜ。
    とにかくまだまだコイツ(室田)と暴れてやるぜ。
    まあ、なんかゴチャゴチャうるせーのが出てきやがったけど、
    負け犬の遠吠えにしかきこえねーっつぅの。
    とりあえず面倒みてやるから相手してやるぜ。
    そうだな、近いうち開催される6menタッグで改めてボコボコにしてやるよ。

長谷川「畜生!!
     ……あのガキども見てやがれ、絶対に潰す!」
長谷部「今日は負けで良いよ。
     でもな、次からは絶対に負けてやらねえからな。
     俺達はしつこいってことを体に分からせてやるよ。」

シンヤ「あんまり面倒くさいことはしたくないけど、
     あの人(山田選手)があぁいうんじゃ、それに従うよ。
     というか兄さんに挑戦権があったんだから、ボクだって挑戦する資格があるだろう?
     まぁ兄さんはかなり遊ばれたみたいだから、ボクがあのベルトを取るよ。
     仇討ちとかじゃなく、ボクがボク自身であるためにね。」

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