Impuct!!第2回興業
「Open the Gate」

  休憩を挟み、第5試合前にメインの「Top of 7 Kings」についての説明が行われた。
この試合形式は参加選手7名がくじを引いて4人(Blue4)、3人(Red3)の2チームに分かれ
まずは30分のイリミネーションマッチを行い、撃破数の多かったor相手を全滅させたチームの生き残りが予選突破、
その後に予選突破メンバーでシングルマッチor3ウェイマッチ、最大で4ウェイマッチが行われることとなる。
逆に生き残りが一人だった場合、その時点で王者が確定すると言う仕組みである。
人数が多いため予選は突破しやすいが最大で3人の相手と戦わなくてはならないBlue4、
予選は突破しにくいが4ウェイマッチになることはないRed3のどちらが有利というかは選手の感覚次第ではあるが
抽選の結果
Blue4:志賀隼人、沢井彬、山本隆志、X=真柴秀久
Red3:和泉健太郎、岩隈誠也、関川祐
と言うチーム分けになり、その際にXが真柴秀久だと言うことが発表された。


 第5試合〜「Brotherhood」 「Impuct!!認定タッグ」選手権試合60分1本勝負
    (挑戦者)長谷川弘至、長谷部鉄造vs乾朋道、一場譲(挑戦者)

 タッグリーグ戦を1位突破した乾朋道、一場譲組に対するのは生粋のタッグ屋ダブハセ。
ストロングスタイルの急造タッグながら、乾朋道はプロレスリングBASARAで行われたB-1クライマックスにて
その豪腕をアピールしてきたこともありノリにノっている。

乾、一場組が入場すると大歓声が起こる。
そして試合が始まると最初にイニシアチブを握ったのは乾組。
一場が早くも得意のドロップキック、延髄斬りと足技を駆使してダブハセ。を攻め込んでいく。
しかし乾が出てくるとダブハセ。はタッグワークを駆使し徹底的に痛めつけていく。
顔面へのキック、投げ捨てるようなパワーボムと畳みかけると当てつけのように目の前でロングホーン。

劣勢を強いられる乾だったが16分、長谷部にバックドロップから必殺のウエスタンラリアート!!
これにはたまらず長谷川が飛びだしてカット。
乾組は最大のチャンスを逃すと緊張の糸が切れてしまったか、一場が長谷川にSTFを決めている間に
長谷部が乾をパワーボムからジャックナイフ固めで押さえる。
あわててSTFを解きカットに向かうが間に合わずカウント3。
乾はアルプロの乾鷲雄戦を前に痛い敗北を喫した。

長谷川弘至、○長谷部鉄造(17分41秒 パワーボム→ジャックナイフ固め)乾朋道●、一場譲
                     ※長谷川、長谷部(ダブハセ。)が初代Impuct!!タッグ王者となる。

<試合終了後>
長谷部「おいおいおいおいおいおいおい!!
     この程度かおめーらはよう?」
長谷川「調子に乗っちゃってんのか乾くんよう?
     外でいくらがんばってきてもこの様じゃあどうしようもねえな!!」
長谷部「そういうわけで!!改めて言わせてもらうぜええ!!!
     俺達がタッグチームチャンプ、長谷部鉄造アーンド長谷川弘至、ダ・ブ・ハ・セだぜぇ!!!」
ダブハセ退場。
リング内では一場が乾を慰めようとするが突然乾が一場に攻撃!

乾「おまえとはもう組まねえ」
と一言マイクで話すとぐったりした一場を置いて一人で退場してしまった。


 第6試合〜「Strong Stile」 シングル45分1本勝負
    高貫兼斗vs菅本博文

 ストロングスタイラー同士の師弟対決ともいえる一戦。

試合開始直後、菅本がいきなり師匠の高貫にボディスラムを決めてみせる。
この一発からペースを握った菅本は、無骨なエルボーやブレーンバスタースラムと言った技で攻め込む。
しかし師匠・高貫も負けてはおらず、序盤は派手な技ではなく監獄固めなどの巧みな関節技で菅本を追い込む。

最初に大技をくり足していったのは菅本。
高貫のワイルドボムを食らいながらすぐさま立ち上がりベアハッグB2B(捻り式ベリートゥベリー)を叩き込む。
さらに場外に下りると勝ちをもぎ取るために背後からのパイプ椅子攻撃までも放ってみせる。
しかしこの一発が高貫にとって完全に菅本を弟子から敵の立場に変えたか、必殺のベリートゥバックから無双を叩き込み試合を決めた。

○高貫兼斗(18分58秒 無双→両手押さえ)菅本博文●

<試合後のコメント>
高貫「椅子攻撃が効いたね。
    反則だってのは分かるけどアレが『勝ちたい』って気持ちだろうね。
    それが感じられたのは良かった。あとは強くなれ。以上。」
菅本「やっぱり高貫さんは強い………
    次こそは勝ってみせます。B2Bにもっとこだわっていけたらいいなと。
    (乾と一場の仲間割れを受けて)スパルタン3は解散しようかなと。
    確かに俺達は仲良しこよしで組んでるわけじゃないし、そういう意味ではいい機会。」


 第7試合〜「The Beat Storm vs Gangsta」 シングル45分1本勝負
    室田玲路vs柳井晃

 セミはTEAM関川の室田とスラムハウスの柳井の一騎打ち。
クルーザーvsヘビーという体格差のある戦いのため室田はどのように試合を作っていけるかが課題となる。


そこで室田が選択したのは「グラウンドでの攻め」。
執拗に柳井を寝技に引き込むとトライアングルランサー、バッファロースリーパーで締め上げる。
しかり自力差に勝る柳井がストマッククラッシャーなどの荒技で反撃に出ると、12分に「DDT!」と叫びながらの
「こだわりのDDT」を爆発させる。

しかし室田は何とかカウント2.9でキックアウト。
JGロック(イングランドストレッチ)で勝負をかけて極めていくが……外される。

そこに「ヘビー級」のイヤミたっぷりなリバーススプラッシュを叩き込んだ柳井が室田を制した。

●室田玲路(15分00秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め)柳井晃○

<試合後>
なおも室田を痛めつける柳井。
そこに登場したのはタッグチャンピオンとなったダブハセ。柳井はスラムハウスがダブハセをサポートすることを発表。
ダブハセは実質スラムハウスの用心棒として加入することが決定した。
さらに柳井はある男を呼び出す。
その男は……

アルプロの田仲丈一!!
B-1クライマックス第一回戦で釘バットで室田を血祭りに上げた田仲がImpuct!!マットに登場した。
そしてリング下を物色すると釘バットを取り出し、それを柳井が押さえつける室田に………

叩きつけずに柳井に一撃!!
その後室田もパイプ椅子を物色するとめちゃくちゃに振り回してダブハセと柳井を追い出す。
室田「引っかかったなバーカ!!
    前の試合でボッコボコにやられた相手と組む、これが意外性ってんだよ!!」
田仲「Impuct!!にも熱い奴がいると聞いてこのリングに来た!!
    探すのもめんどくせえから今日のところは適当に暴れさせてもらうぜ!
    まずはそうだな……室田とも利害一致のようだしそこのチンピラども(スラムハウス)、次遊ぼうぜ!!」
そういうと田仲と室田は花道で釘バットでお互い一発ずつ殴り合ってから両腕を突き上げて退場した。

<バックステージコメント>
田仲丈一:あの試合(B-1)後よぉ、急にハラへっちまって。うまいもん食いてえなあと
       思ってサムライ杯でもらった賞金使って札幌にラーメン食いに来たんだけどよぉ。
       ラーメン食ってたらスラムハウスにスカウトされちまって(笑)そのスラムハウスの
       相手がこの間対戦した室田と聞いてスカウトに応じてしまったんだよね。
       まあ見事に裏切ってアッチ(TEAM関川)についちゃったんだけどさ(笑)
       前の試合でボッコボコにやられた相手と組む、これが意外性ってんだよな(笑)
       というわけで暫くこの団体で遊ばせてもらうつもりなので、宜しく頼むぜ!とくにスラムハウス!
       ……あ、親父には内緒な(笑)


メインイベントへ